重要!)

 認知症の方が風邪をひいたからと言って、うかつに市販のかぜ薬を飲ませない。
 一般の病院やクリニックで風邪薬を処方してもらう時にも、注意が必要です。

総合感冒薬のPL顆粒 成分:プロメタジンは禁忌!

 

 これらの成分は、市販のかぜ薬にも含まれるので要注意です。
 高齢者や認知症の方(特に薬剤過敏があるレビー小体型)ではせん妄を引き起こすことがあります。
下手をすると食べられない、歩けない状態となります。

 

 私の外来でも、突然家の片隅を指さして「猫がいる!」と言ったり辻褄が合わない言動をして、家族に連れてこられた方がいました。これまで特に認知症と診断されたことがない方だったのでせん妄を疑い
「何か新しい薬を飲みませんでしたか?」
と確認したところ、PL顆粒を飲んでいたというエピソードがありました。

 

●風邪をひいた時には、どうすればいいの?

1)そもそも風邪をひかないよう予防する! ★★★

 これが最重要!
「風邪が予防できれば医者はいらないでしょ。」と思われたあなた。その通り、風邪に関して医者はいりません!笑 

 

 実は科学的に風邪を予防する方法はあります。ざっくりとお伝えすると、ビタミンCとDをメガ量で飲むということ。
他に薬も飲んでいる…という方でも、せめてビタミンC (1g-0-1g)の最低量だけは飲んでおくことをお勧めします。
 がっつり予防したい!という方向けのフルパッケージはこちら。

風邪をひいたと思ったら…

こちらは新型コロナウィルス感染に際して、オーソモレキュラー学会が予防として推奨している用量です。

 

 また、舌のトレーニングである「あいうべ体操」もお勧めです。こちらは喉周辺の血流もよくなり、誤嚥性肺炎の予防効果も期待できます。
風邪をひいたと思ったら…

 

2)漢方 ★★

 漢方はよく「そんなにすぐには効かないんでしょう?」と言われますが、そんなことはありません。即効性がある漢方も沢山あります。また内服の仕方に工夫をすれば、西洋薬で太刀打ちできない病態を改善に導いてくれる強力な味方です。
例)麻黄附子細辛湯 6C3×(2-2-2)
 深部体温を上げることで免疫能を上げる働きあり。(冷え性の方にもよい)

 

3)西洋薬の対症療法
どうしても総合感冒薬が欲しいならピーエイ
PL顆粒の半分の量なので、PLよりはややリスクは低いかもしれません。
でもそれよりは、痰なら去痰剤などの対症療法の方がベターかと。

 

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