白米がないと生きていけないあなたへ

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白米がないと生きていけないあなたへ

 

 外来で患者さんと話をしていて、これをすると何十種類もの病気のリスクが減り、認知症の予防にもなるよ、と糖質制限を紹介した時の反応は…。

 

「お米を食べないなんて絶対無理です」「お米がないと生きていけない!」

 

もう何百回も聞いているセリフです。中年の女性に多いのは何故でしょうか。
白米がないと生きていけないあなたへ

 

 私たちが今の日本で普通に生活していると、自動的に「糖質三昧」になります。具体的には、糖質を1日平均300gぐらい摂っていると言われています。例えばお腹がすいたからすぐに何か食べたい、時間がない中で簡単にお腹を満たしたい…という時に、ステーキを焼き始める人はあまりいません。だいたいパンとかおにぎり、外食するとしたらラーメン・そば・丼ものが定番です。ぜんぶ糖質です。下手したら、うどんとお稲荷さんのセットとか、ラーメンにライスとか、ダブル・トリプル糖質。
白米がないと生きていけないあなたへ

 

 砂糖というのは、マイルドドラッグです。‘白い麻薬’とも呼ばれる通り、麻薬並みの依存性があります。糖を摂取すると、脳の側坐核にあるドパミンという神経伝達物質が分泌されるんです。これは別名「快感ホルモン」と呼ばれているんですね。このドーパミンを介した報酬回路は強烈で、側坐核を刺激されたラットは、足を火傷させながら電気が流れる電線の上を何百回と移動し続けるとか。

 

 しかも、甘い物を食べてあー幸せ…というのは自分だけではありません。皆そうだから、これが普通なんだと油断しがちです。覚せい剤をやっているのと違って違法でもありません。ビジネスモデル的にも、依存してその飲食店から離れられなくなってリピートしてくれれば、好都合なので、ご飯おかわり自由にします。糖質まみれなのは社会全体の問題で、あなたばかりの責任ではないんです。

 

 自分は糖尿病でもないし、何にも困っていない!と思うと思います。でも、糖質は糖尿病だけではなく、長期的に血管を傷めつけて老化を促進したり多種多様な病気の原因になります。

 

 血糖の乱高下が、病気とまでは思われないようなこんな症状、

・攻撃的な行動、不安、イライラ、落ち着かない
・集中力の欠如

を引き起こすことは、あまり知られていません。

 

週に5回以上甘い炭酸飲料を飲む高校生は、攻撃的・暴力的になるという量的依存関係があることがわかっています。

 

白米がないと生きていけないあなたへ

 

 コーラはともかく、ご飯は大丈夫でしょう、と思うのもわかります。しかし糖質摂取という観点で言えば「お米はのど元過ぎたら砂糖と同じ」!です。
 茶碗1杯のご飯は、角砂糖17個分の糖質が含まれていて、コーラ同様に血糖を跳ね上げます。主食の怖いところは、角砂糖を17個食べられる人はいなくても、ご飯ならペロッと、なんなら2杯くらい食べられてしまいますよね。(角砂糖34個分です!)
白米がないと生きていけないあなたへ

 

 こういう説明を受けた時に、露骨に不機嫌になったり、感情的に拒否反応を示すとしたら、それこそ攻撃性・イライラといった糖質依存の症状だと思ってよいかもしれません。(糖質制限に感情的に反発する人こそ、糖質制限が必要な人なのです。)

 

 糖質の依存性について警告されている白澤先生が「依存状態」の条件として、
・なぜ好きなのか、うまく理由を説明できない
・なくても生きていけるが、あると幸福感があり、ないと寂しい。
と書かれています。

 

 これってまるで、恋愛です。
白米がないと生きていけないあなたへ
「白米がないと生きていけない!」と思いこんでいるのは、悪い異性に騙されているようなものだと思って下さい。

 

 あなたの男友達が、結婚しようとしている女性に結婚前かr多額の生命保険をかけていたら。
彼女の手料理を食べ始めてから顔色がものすごく悪くなったら。友達としてどうしますか?
白米がないと生きていけないあなたへ
「好きな人に殺されるんだったら本望でしょ?行くところまでいきなよ!」って背中を押すでしょうか?
「絶対騙されてるから。そのうち殺されるよ!」
と止めますよね。

 

 糖質依存と構図は同じです。すぐに殺されるか、じわじわ健康を害するかの違いです。
「でもあいつ、あれで結構いい可愛いところあるんだよ。」
と親身な友人のアドバイスはたいがい受け入れられません。

 

 最初の一歩は、「自分は騙されているのかも。」と疑うことから。