糖質制限の始め方 ゆるく?厳しく?

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糖質制限の始め方 ゆるく?厳しく?

 

 いざ糖質制限をやろう!となった時に、2つの選択肢があります。
「ゆるめから始めるか?」「厳しめから始めるか?」の2択です。
 これはどちらが正解!と言い切れるものでもないように思います。それぞれメリットデメリットがあるので、自分の置かれている状況や性格などを見極めて選びましょう。

 

◎最初から厳しくやる方法

 どちらかと言うと江部先生は、こちらをお勧めされています。
「最初はやる気があるので、ある程度厳しくても耐えられる。
速やかに結果が出た方が、モチベーションも上がりやすい。」
というのがその理由です。日本の糖質制限リーダーとして日本で一番糖質制限のサポートをされてきた江部先生の言葉ですから、説得力があります。
糖質制限の始め方 ゆるく?厳しく?
 アメリカ生まれのアトキンス式ダイエットでも、「最初の2週間は炭水化物を厳密に制限し、その後徐々にゆるめに移行する」というスタイルをとっています。最初のガッチリ制限期間にさびついたケトンエンジンを回すことが大切なためです。

 

◎最初はゆるく始める方法

 本人にみなぎるやる気がある場合は、上記のがっちりスタートでいいかと思います。ただし外来での経験からは、万人にこれを勧めると…足がすくんで一歩も前に出ない方が一定数います。
「白米がない人生なんて!」と外来で嘆き悲しむ中年女性グループです。先日糖尿病が判明した知人男性も、糖質制限の要旨を説明して「肉や魚、大豆は我慢せずに食べていいですよ。」とお伝えしたところ、一言。
「何を食べたらいいのか…思いつきません…。」
肉や魚など、おかずは食べてもいいんですよ、と再度説明しましたが、食べるものがない…と繰り返しぼやいておられました。文字どおり、糖質がすべてとなっているんですね。
「少したって数値がよくなったら、また食べてもいいんですかね?」
とも言っていました、残念ながら食べたらまた血糖が上がってしまうだけです。
このような糖質依存が強いグループの方は、人生から米やパンがなくなることへの恐怖感が強すぎて、あまりプッシュすると外来からいなくなってしまいそうです。
糖質制限の始め方 ゆるく?厳しく?
 その場合は、江部先生で言うプチ糖質制限コース(夕食だけ主食をとらない)や山田悟先生のロカボ(1食あたり20-40g, 間食10gで1日70-130gの糖質摂取)からスタートするのもよいと思います。
男性は厳しめスタートでもすんなりいくことが多いですが、女性は筋肉が少ないため、がっちり糖質を摂らないと筋肉からの糖新生がうまくいかず低血糖となり、だるさや震えを感じたりします。

 

 ベストよりベター。
 とにかく今より1歩でもいい方向にいくようアクションを起こすことを最優先にしましょう。体調がよくなるという‘快’の経験を積み重ねて、もっとよくなりたい…と欲をだしてくれることを期待しています。
この緩めスタートで気をつけるべきは、最終的なゴールを見失わないこと。ゆるくゆるくゆるくなった挙句に…「毎日が自分にご褒美デー」とならないように。

 

 個人的なお勧めとしては、数ヶ月ゆるめの助走期間を設けて「糖質がなくなること」への恐怖感が薄れてきた頃に、厳しめコースを本格始動させるのがいいのではないかと考えています。