何歳から糖質を控えるべき?

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何歳から糖質を控えるべき?



 糖質三昧な日々を送ってしまったとしても、最低でも40-50歳からは、本気でシフトチェンジをすることを検討して下さい。
シフトチェンジとは、糖質からエネルギーを生む解糖エンジンから、脂肪からエネルギーを生むケトンエンジンへ、メインエンジンを変えることを意味します。
私たちの体にはどちらのエンジンも備わっていますが、ケトンエンジンは控えめで、糖質を燃料とする解糖エンジンが使われている時には決して動きません。糖質を四六時中摂っている現代人の体では、ケトンエンジンはさびついてすぐには動いてくれないのです。

 

〇なぜ40-50歳なの?
 その根拠を挙げるのに、この本をご紹介しましょう。
何歳から糖質を控えるべき?
「アルツハイマー病 真実と終焉」
この本は、アルツハイマー型認知症を予防・改善(早期まで)させるリコード法に関する論文を、1冊丸々かけて解説している素晴らしい本です。リコード法は認知症の根治的アプローチとして世界中から注目されていて、認知症を学ぶ医師がこのデール・ブレデセン医師の元に集まるという‘リコード法現象’まで巻き起こしているようです。

 

 アルツハイマー型認知症は、高齢で症状が発症する20数年以上前から、脳内で既に神経細胞変化が起こっていることがわかっています。私たちが認知症の患者さんを見て症状から「認知症早期」と判断する時期は、実は「脳の細胞レベルでは末期である」という衝撃的な事実から、この本はスタートします。40歳,50歳で全く症状がない時期から、私たちの脳では既にアルツハイマー発症に向けてじりじりと変化が始まっている…という訳です。

 

 その忍び寄る見えない脅威から脳を守る選択の一つ(最重要な要素)が、「ケトン回路を回す」ことなのです。

 

理由1)
 糖質を摂ると、インスリンという血糖降下ホルモンが分泌されます。そのインスリンを分解するインスリン分解酵素は、インスリンを分解する以外に、脳内のアミロイドβという有害物質も分解する役割を持っています。ところが糖質を過剰に摂ることで高インスリン血症となると、インスリン分解酵素がインスリンの分解にかかりっきりになり、アミロイドβの分解まで手が回らなくなり、有害物質が蓄積されることとなります。
→糖質を過剰摂取せずに、脂質をエネルギー源としてケトン回路を回せば、この事態は回避できます。

 

理由2)
アルツハイマー型では、脳がブドウ糖をうまく取り込めず(インスリン抵抗性)エネルギー不足で脳の働きが低下します。しかし脳はブドウ糖以外にケトン体を使うことができるため、ケトン回路を回してケトン体を生み出すことが出来ればエネルギー不足が解消されて、認知機能改善につながるという訳です。またケトン体には脳神経細胞を保護する働きがあり、以前から小児の難治性てんかんの治療の一つにケトン食(ケトン体を生み出しやすい食事)が選択肢となっていました。このケトン食こそ、厳密な糖質制限なのです。

 

 このインスリン抵抗性という点から、アルツハイマー型認知症は「3型糖尿病」と呼ばれるなど、認知症と血糖の間は密接なつながりがあります。重要なのは、アルツハイマー型認知症を発症する人全員が糖尿病の基準を満たすわけではないという点。
「私は糖尿病じゃないから、極端に糖質を控える必要なんてない!
バランスよく食べていれば大丈夫でしょ。」
と言えない理由がお分かりでしょうか。

 

 糖質をとるということは、今糖尿病でなかったとしても、アルツハイマー型になるリスクを高める行為である、ということを覚えておきましょう。